「アイ・ブイ・エイチ=IVH」
- intravenous Hiperalimantation の略。
血管内に直接,チューブを入れて栄養を点滴し、口からでは食事が摂れない状態を意味します。
手術の前後に行なわれることもありますが、癌の末期では,終わりに向かう入り口ともいえます。
「インフォームド・コンセント」
- 病気・病状・治療・経過など、患者に病気についての説明を充分にし、理解の上「同意」を得る事をそう呼びます。
知識がなければ質問もできないので、おうおうにして医者側の「一方的な説明」や「言い訳」になりやすいので、充分に勉強し注意して聴くことが必要です。
「エッセン=ペルオス」
- 外国語で食事のことを指します。この言葉が医師間で出れば食事ができない状態が近いことを意味します。
「エント=Entlassen(独)」
- 退院を指します。また、退院の意味には3通りがあります。
- 病気が回復して帰るという意味の退院。
- 治療をあきらめて帰ることを意味する退院。
- 死亡して自宅に帰るという意味の退院。
「エンドステージ=End Stage(英)」
- 死亡直前の最終段階を指します。いつ死んでもおかしくない状態です。
「延命治療」
- IVH・人工呼吸・昇圧剤(血圧を上げる薬)等を多用して心臓が止まらないようにするだけの方法を意味します。
一旦始めたら、中止する事は殺人罪になる危険性があるので、死亡するまで延々と続けられるようです。
そこから回復する事は、まず皆無と考えられます。
「オペ=operation=手術」
- 末期においての手術にはいくつか種類と意味があります。
- 根治手術:完全に癌を取り除く可能性のある手術。
- 姑息的手術:症状を改善させるためだけの手術。
- 試験的開腹:癌末期で手術どころではない状態だが、「手術だけでも」と希望された場合、お腹を切り開いて家族に見せ「これでは、手術できませんね。」と説明。
単に家族に実物を見せて納得してもらうためだけの手術。
当然、患者にとっては身体的負担も大きく、ますます弱ってしまうので、退院できずに終わってしまう事が多い。
「化学療法=抗ガン剤」
- 抗癌剤を用いた療法を指します。
患者さんの期待も大きいですが、副作用も大きく、結果的に体力を落としてしまうこともあります。
一部の癌に対して以外は、明確な効果も得られておらず、慎重な使用が望まれます。
「家族の希望」
- 家族の希望には大きく二つの意味があります。
- 家族の希望を受け入れて、治療を継続する。
- 家族の希望を受け入れて、治療を中止する。
いずれの場合も、「これから、どういった状態になるのか」よく説明を受ける事が大事です。
「神様」
- ムンテラの内容にこの言葉がでてきたら絶望的と考えて下さい。
「キュー・オー・エル=QOL=生活の質」
- 同じく「生きている」と言っても「どんな状態で」生きているのかが重要な問題です。
ある程度、自立した人間的な状態で生きていけることを目指した言葉がQOLです。
「5年生存率」
- 癌に対する治療成績のひとつです。
ある種のガン患者の母集団の中で、ガン発見から5年後の時点で生存している人の割合です。
おおむね、5年の間、転移や再発がなければ完治しているとみなされます。
「在宅」
- 末期癌の場合、病院では治療不可能なので、一旦、病院を退院した後に家庭で、診てもらう事を意味します。
「在宅医療」と「在宅介護」がありますが、癌の場合は治療をどうするかが大きな問題です。
家庭で看取られるのが理想ですが、現実には、病院に運ばれて死亡というケースが圧倒的に多いのです。
「細胞診」
- 腫瘍を採取して、細胞によって悪性度を決める検診です。
これが癌の証拠になりますが、採ってきた細胞が、たまたま正常部分の場合は「陰性」と判断される事もありますので、油断はできません。
「パパニコロウの分類」(細胞の分類方法)
- クラス1:正常
- クラス2:良性異型(正常に入ります)
- クラス3:良性・悪性の判定の困難な異型(癌があやしい)
- クラス4:悪性を強く疑う(殆ど癌です)
- クラス5:悪性(完全に癌です)
「自然経過」
- 病気を自然の成り行きにまかせるという意味です。特に治療しないで死亡を待つ事になります。
鎮痛剤(痛み止め)・IVH(血管内栄養)程度は行ないます。
「腫瘍マーカー」
- 癌には、患部によってそれぞれ特徴のある物質が血液の中に増えてきます。
これらの濃度値から癌の有無や発達を推定する数値が腫瘍マーカーです。
患部によって使用する検査薬や検査方法は異なります。
また、しばしば、偽陽性、偽陰性もあるため必ずしも確定診断には使えません。
「ステージ」
- ガンの進行度を分類する臨床病期を指します。
通常、ステージ1期からステージ4期までの4段階に分類しますが、
臓器によっては、ステージ0期やステージ1a期、1b期などといった分類をすることもあります。
「ステルベン=Sterben=(独)」
- 死亡を指します。
「セカンド・オピニオン」
- いくら主治医を信頼して、治療してもらっても、少しも改善しなかったり、納得できない時は、他の医師のアドバイスも受けるべきです。
これが、重大な病気の時は、なおさら、何人かの医師に診てもらって、「本当にこの診断名なのか?」「治療方法はこれしかないのか?」
「どうしても手術が必要なのか?」「手術には、どんな方法があるのか?」「治療の危険性は?」「これから何が起るのか?」
「この病気の人には、どういった運命が待っているのか?」「死ぬとしたら、どういう死に方になるのか?」
を確認する必要があります。但し、カルテやレントゲン写真を院外に持ち出さなければ判断ができかねます。
「セレモニー=儀式」
- 死亡直前に行なう、人工呼吸・心臓マッサージ(CPR)・電気ショック(カウンターショック)等を指します。
残念ながら、癌末期でこれで生き返った人はほとんどいません。
家族を納得させるために行なわれる場合もあるようです。
「ソーシャル・ワーカー=SW」
- 患者さんの医療上の相談にのってくれる専門家を指します。
入院時の経済問題・退院後の在宅・福祉機関とのパイプ役となります。
「鎮痛剤=痛み止め」
- 患者さんの癌の痛みを和らげるのに、最も多用されるのが「麻薬」です。
神経ブロックの技術も発達しています。癌の末期ということになります。
「腹水」
- 腹水が溜まると言うことは、お腹の中に癌が広がり、細胞が溶けだしている事を意味します。
末期です。「腹腔穿刺(針を刺して水を抜く)」等をしますが、一時凌ぎでしかありません。
患者さんが苦しくなるので水を抜いてあげた方がよいと思います。
「ムンテラ」
- 患者について、家族に病状説明をする事を指します。
家族が急に呼ばれて説明を受ける場合、死亡宣告の前段階によく行なわれます。
「楽にする」
- 治療をあきらめて、麻薬や睡眠剤を使い始める事を意味します。
「意識を落とす」とも言います。
こうなったら、見舞いに行っても「朦朧状態」で死を待つだけです。
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