中級 「気を見る」

■初級に従って気が見えた人は試してください。

宝石、水晶、金貨、腕時計などを用います。

夜、暗くなったら、電気を消して、ベッドに入ります。
腕時計をはずしてください。毛布をかぶり、更に暗くした闇の中へ腕時計を投げてください。
そうして、あなたの気をまとった時計を探してみるのです。物体を探すのではなく、気を見つけるのです。
ぼうっとした固まりに手をのばすと、あなたはそこに時計を見つけるでしょう。
これは、物を見るのではなく、気だけを見るという方法です。

■もう一つの方法があります。

手の気を見ながら、目を閉じてください。
目を閉じたまま、手を移動させて視界から遠ざけてください。
目を開けると、気だけが、そこに残って見えます。
よく見える時は、移動した方向に、たなびいた尾を引いているのが見えます。
残像ではないようです。もう一度目を閉じて目の前に手をもってきます。
敏感な人は目を閉じたまま、気が見えるでしょう。



上級 「気を見る」

 さて、上級になると、超能力と区別がつかなくなってきますが、次のようなことができます。
一度は、挑戦してみるとよろしいでしょう。
初めて、挑戦したときは、結構できるものです。
いつでも、できるようになるのは、かなり、難しいものですが、一度だけでも体験すると、世の中が今までとは違って見えると思います。
人によっては、「透視」「予知」と言うこともあるでしょう。
「幻覚」という人もいるかも知れません。
あなたは、新しい体験をしたら、常に、現実と合致しているか確認しながら進んでください。
そうしないと、「妄想」と区別がつかなくなって「あぶない人」になってしまう危険性があります。
だから、ここに書いたことが、できなくても、こだわらないでください。
実際に体験しないで、体験したと思い込まないでください。
常に、現実と合致しているかどうか確認しながら進んでください。
社会に適合しないと思ったり、人間関係が怪しくなったり、体調がおかしくなったり、眠れなくなったりしたら練習を中断してください。
この練習は、人の為、自分の精神修養の為行っていることを再確認してください。

以上のことをふまえて、上級に入ります。

■朝、目が覚めたら、瞼を開けずに、左手をゆっくり、目の前に持ってきて、目を開けないまま、腕時計を見てください。
文字盤と針が見えます。秒針は動いています。文字盤の周囲は何もない真っ暗です。
そのまま、そっと目を開くと、周囲の背景が急に目に入ってきます。
しかも、秒針の動きは目を閉じて見たものと連続しています。
なんと、目を閉じている時の方がス−パ−ハイビジョンに見えます。
視力の良くない人なら目で見ているのではないということがよくわかるでしょう。
これは、3回に1回位の割合で、いつも見えるというわけにはいかないようです。

これを、発展させると、封筒に入れた文字を見たり,極端な場合は、その場に無いものを、見ることもあります。
その見え方もハイビジョンで,見える場所は前頭部から入って後頭部で感じるといった具合です。
この場合は目を開いたままでも見えます。
実際に見えている物に重なって、よりはっきりと見えます。

■目を開けて物を見る方法を示します。

こう書くと当たり前のようですが、ここでは、そこにないものを見るのです。
例えば、試験の時、問題が出ました。そこは、まだ勉強していない。
どうします?頭の中で本をイメ−ジして読んでいくのです。
さあ、そこから先は読んでいない。そこで、思い切ってペ−ジをめくってください。
まだ見たことのないペ−ジを読むのです。私は追い詰められて、一度だけですが、成功した事があります。

■前に記した、その場所にないものを見る方法は、具体的には、道具を使ってその気を読むという方法を使うと比較的容易にできます。
各自、工夫してください。

■自分の見たものや、感じた物を、他人に見せたり感じさせたりする事ができます。
これは、両手の中で気を練って固めイメ−ジを注入するのです。
その、いわゆる気の団子を相手に投げてやるだけで良いのです。

もう、2−3の方法があります。

上級になると、ヒントとなる事だけで説明していますから、読んでいて不満でしょうが、自分である程度工夫しなければ何も生まれないのです。


中級「気に触れる」(感じる事も含む)

初級の段階を終えて、一応、気に触れたり、感じたりできた人は、次の段階に進んでください。

■時には、ぶらりと散歩でもしてみませんか?
自分の足で気のおもむくままに歩いてください。
道の選択に困った時には,それこそ気の感じるままに歩くのです。
同じ気をたどっていくと何処にたどり着きますか?
気分が良いとき、気が塞ぐとき、浮き浮きするとき、それぞれに。つまり、それが、土地の気の流れです。
あなたは、気の流れに従って歩きました。
この場合の気は、自然の気でもあり、街そのものの気でもあるのです。
この気の流れを風水とも呼びます。
これを、どう扱うかは、後で述べることになります。

■超能力でいうところの、リ−ディングも気を使ってできます。
例えば、見知らぬ人の名刺でも、写真でも、裏返しにして左第2/3/4指の上に乗せます。
この時の感じ方の流れを読んでください。初めにどんな感じがしたか?
感じ方がどのように変わって固定するか。
これがあなたと、名刺の主との付き合いの全過程です。
相手は指で感じたままの印象で変化していきます。
同じ事が物でもできます。持ち主を感じてください。
持ち主の気が物に残っているのです。


中級 「気を動かす」


■あなたの友人の気を見ながら、あなたの右2/3指を向けます。
友人の指先の気の変化を見てください。
あなたの指先で相手の気をくすぐるように動かしてみてください。
気が尾を引いて流れ出すのが見えます。

■「いわゆる小周天」

両手の間に感じる気を挟み込むように、丸めるようにしながら、ボ−ルに育てます。
これの応用は数限りなくありますが、とりあえず、体の中の気を養うことに使ってみましょう。
ボ−ルを左手首、肘、肩、背中、右肩、肘、手首と、イメ−ジでゆっくり回してください。
ボ−ルの移った所がだるく、重く、熱ぼったく感じられます。
早く回せるようになると、手の間に、ボ−ルが出たり消えたりするのが見えます。
さて、ボ−ルの回るのを背中の真ん中で止めて、背中の中心に沿って下に降ろしてみましょう。
これは、息を吸ったときに降ろして、止めたときに留めそのまま息を吐き、さらに、息を吸って降ろすということを繰り返すとうまくいきます。
一旦、臍の下、膀胱の上あたりに丹田がありますが、ここにボ−ルを移し、肛門、尾底骨、背中、肩の順に動かします。
肩が熱く感じられるようになれば小周天ができたも同然で、導引術もできます。
このボ−ルの使い方はたくさんあります。

■「いわゆる大周天」

 あなたの体の中で気を回している時に、ふっと、後頭部に気が上がるときがあります。
背中と後頭部を一直線にして気を抜いて飛ばします。
その先に樹木があれば、そのまま樹木を上から下に通して足または左手から、気を体の中に戻します。
帰って来た気は樹木の気を吸ってきますから、これを森林浴と言います。
気の行った先に何があるかでテレパシ−、リ−ディング、マインドコントロ−ル、工夫しだいで何にでも使えます。
気で見ると実際には、気は肩から抜けています。
肩に気が滞ると肩凝りの原因になり頭痛、耳鳴り、眩暈がおこることがあります。


  後書き

この著に従って、実地訓練なさった皆様、ご苦労さまでした。意外と気が簡単に扱えるのに驚いていることと思います。中には二三できなかったものもあると思いますが、それは、人それぞれの向き不向きもあると思いますが、いつしか、できるようになると思います。皆様の中には、他の気功術を修行中の方もいらっしゃるかもしれません。私たちの書いた「気」は、身近かであたりまえのものですが気を見ながら修行されることは進歩上達の助けになることと確信しています。
この当たり前のことを経験、追体験する事が、そのまま、科学である証明になりはしまいかと私たちは信じています。ただ、始めてから、次第に体調がおかしくなったり、ツキがなくなってきた人もいるかもしれません。それは「気」が生体の防御機構になっていることと関係します。ヨガ、気功の習練を急ぎすぎると、内からのものが固まらないうちに、外からの攻撃を受け易くなるのです。一つ一つ順をおって確実にやっていかないとそうなるのです。今までの本は、その分野(オカルト)に、立ち入らないようにするために避けてきたと思われるふしもあります。しかし人間はどのみち霊的生物なのです。もし、このあたりのことを知らないで気功、超能力にかかわった人は少なからず霊障に会い、対処法も知らずに、不幸に陥っているかもしれません。

「気」「オ−ラ」は、扱い方は一つで、「気功術」にも「超能力」にも、さらには「宗教」の様相も顕せるのに気がつかれたことと思いますが、いかがでしょうか。しかし、「神」の領域に立ち入るには、私たちは自ら不肖の輩と任じておりますので、あえて、言及するのを避けましたが、この本をきっかけに、それぞれの世界を探検するのも人生修行と考えられます。

                  1991年 残暑の候



「学習のポイント」

■ 気のバランスが崩れると、体調も崩れます。また、体調を崩すと、気のバランスも崩れます。気の流れ、バランスを調節するのが一つの目的です。

■ 陽には陰を以てバランスをとり、陰には陽を以てバランスをとります。陰陽のバランスをとるために発達したのが漢方薬、中国料理であると考えられます。

■ 気の流れを正常に戻し、滞りを刺激し正すのがハリ、灸、罨法、吸玉等であろうと考えられます。

■ 内気功とは、自分の個体中において、自ら気の流れを改善する技術です。ここで、気を循環させるとき小周天と呼びます。

■ 外気功とは、他の個体の気を補うか、又は、他の個体から気を摂取する技 術です。この場合、気を循環させるとき、大周天と呼びます。外気発射・森 林浴・リ−ディング等が使われています。

■ 自然界・都市における気の流れを見る技術は風水術として用いられています。


個体に於ける気の流れ、自然界に於ける気の流れをどのように感じて、どのように使うかが勉強していかなければならないポイントであります。

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